失恋することはわかっていたけど、既婚の彼に片思い。。。~私の片思い体験
他人が誰かと不倫した、といった話を耳にすると
「不倫なんてとんでもない」
って、冷静に思えますよね。
ところが相手が既婚者であっても、いつの間にかほのかな恋心を抱いてしまう場合もあります。
その想いがどんどん強くなってしまい、いつの間にか既婚者の彼に片思いという状態に・・・
いざ自分がその当事者になると、「不倫している」というよりも「恋している」気持ちの方が勝ってしまい、いつかその彼と結ばれることを願ってしまったりします。
今回はそんな風に、職場で出会った既婚者の彼に片思いしてしまったユキさん(32才)の体験談をご紹介します。
既婚者の彼に、一方的に想いを募らせていました。
私が職場の既婚男性に思いを寄せるようになったのは3年前。
転職してきた8歳上の彼に仕事を教えているうち、気持ちが傾いていきました。
誰に対しても丁寧で明るくて、周りの女性たちからも
「いいわね、しょっちゅう彼と一緒で!」
なんて、やっかまれるほどでした。
ようやくその彼が独り立ちして仕事ができるようになった頃、食事に誘われたんです。
プライベートなこともいろいろと話して、ますます彼を意識するようになりました。
彼が結婚していることは知っていました。彼は結婚して7年になると聞いていたので。
このまま好きになっても多分片想いだし、失恋することは目に見えてる。。。
そんな風に考える一方で、
「でももしかしたら、彼も私に好感をもってくれているかも・・・」
なんて思って、不謹慎ですが浮かれていました。
「片思い不倫でも、略奪してる人はたくさんいるもんね・・・」
私はどんどん自分勝手に、彼と付き合える将来を想像するようになっていきました。
不倫が始まることは無く、片思いのまま、私は失恋しました。
そんな時、彼から突然、
「話があるんです」
と言われたんです。
片思いの彼にそう言われた私は、不謹慎ながらドキドキしてしまいました。
ですが、その期待はあっけなく破られました。
それは彼からの告白でもなんでもなくて、
「ホームパーティーにぜひ来てください!」
でした。
「転職して落ち着くまではと思ってたけど、ようやくみんなを誘えるくらい仲良くなったのでぜひどうかな?」
と満面の笑みを浮かべる片思いの彼を見て、私は一瞬、憎しみさえ覚えたほどでした。
もちろん笑顔で喜ぶふりをしましたが。。。
この瞬間、私は片思いのまま失恋しました。
わかってはいたことだし、そもそも許されない不倫をしようとしていたわけなので、当然と言えば当然の結果です。
でもそんな理屈とは関係なく、私はとにかく悲しくて、家でたくさん泣きました。
それ以来、何をしても楽しくありませんでした。
彼のホームパーティーに参加して、寄り添う奥様の姿を見てからは、ますます気持ちが曇る日々になりました。
わかっていました。自分が理不尽な怒りや落ち込みを感じているということくらい…そもそも私は片思いの彼が既婚者であることは知っていたし、ただ私のなかでの盛り上がりだっただけ。
だからもちろん、失恋を確信してからも会社ではいつも通りに振る舞っています。
同僚にも言えない。だからよけいにストレスがたまるんですよね。
片思いの失恋から立ち直って思うこと
何をしたら気持ちが晴れやかになれるのか。
既婚者の彼に失恋してからしばらくは、自分の失恋の落ち込みと必死に闘っていました。
日常生活を精いっぱい過ごしているうちに、きっと元の自分に戻れるはずだと私は自分に言い聞かせるように毎日過ごしているうち、少しずつ、気持ちは癒えていきました。
この失恋を通して私が思ったのは、
失恋から立ち直るには、自分の恋心にプライドをもつことが重要なのかもしれない。
ということでした。
片思いにしろつきあったにしろ、あの恋は自分を豊かにしたのだという誇り。
それがあれば、時間とともにいつか気持ちも前向きになっていけるような気がしています。